登山中の遭難対策にGPSを活用する
登山ブームにより登山者が急増した影響もあり、近年登山中に遭難する方が非常に増えています。毎年1000人以上もの人が遭難すると言われ、登山とはいつ誰が遭難してもおかしくない状況なのです。
そんな遭難対策のひとつとして推奨されているのが、最新技術を駆使したGPS。これを身につけておくことで登山を便利にし、遭難の可能性を大幅に下げることが可能となります。
そもそもGPSとは発信機を使って現在位置を特定し、それを地図に表示するというもの。これは衛星のデータを使うので電波の通じない場所でも使うことができるのです。
GPSを使えば自分が登山ルートのどのあたりにいるか分かるので、変な道に迷い込んで遭難することは少なくなるでしょう。登山中に濃霧に巻き込まれてしまい、周りが全く見えない、なんて時にもGPSがあれば大丈夫です。そのため、登山にGPS対応機器を1つ持っていくだけで安心感が全く違います。
GPSを持っていることを家族に伝えておけば、よしんば遭難したとしても、そのGPS信号から追跡。これによって発見の確率は確実に上がるでしょう。専用機であればバッテリーの持ちもそれなりなので、使えなくなることは滅多ありません。
ただ、GPSの過信だけには注意しておいてください。GPSに頼り切ってしまうことで遭難する可能性が0とは言い切れません。あくまでも遭難対策の一環として考え、他の対策も万全にしてから登山に臨みましょう。